今回の産地研修は若手生産農家さんの初めての試みを見てみたかったのでこの日に合わせて熊本八代へ。
畳屋や卸問屋さんから農家さんへ勉強のお願いをするのが一般的ですが、今回の声掛けは農家さんの方から。
まだ若い後継者のい草農家さん達が主で自分達の製品を沢山の人に見てもらいそれを直接評価してもらうことで今後の畳表製織などに繋げていきたいという考え。
まだ代替わりしていない方も多く自分の価値観を表現できなくもどかしい思いをしている農家さんや家に帰ってきたばかりで一からのスタートの農家さん、ある程度場数を踏んでいて名前も知られているが自分をより上にあげたい為に参加した農家さん。
皆それぞれの悩みや不安があって、でも畳屋さんになにを聞いてみればよいのかわからない。
自分たちも畳屋側から製織の技術的な部分はアドバイスできないのでどうすれば農家さん達の気持ちをプラスにもっていけるか?農家さんとお話していて難しかったですね。
業界全体で盛り上げていかないと本当にあと数年でい草農家さん達がいなくなってしまいます。
この若手生産者さん達は皆い草作りで食べていきたいという熱い思いがあります。
自分も今年で40歳。でも畳業界では若手な方。
業界の未来を明るくできる産地との付き合い方をしていきたいですね。
来年もまた開催したいとおっしゃっていたのでできる限り参加したいイベントになりそうです。