大分国東へ七島藺の勉強をしてきました。

一昨年の秋、熊本八代の品評会に合わせて伺おうと計画していたのですが予定が合わずに断念

コロナで2年間2月の研修は自主規制していた為久しぶりの2月研修に行こうと計画し、温めておいた大分国東への七島藺研修を実行に移しました。

大分空港から車で20分~30分前後

廃校を利用して七島藺振興会の皆さんが資料館にされている七島藺学舎へ

会長さんが一時間ほど動画も交えてお話して下さり歴史や現状などを詳しく教えて頂きました。

体育館は工房として製織機械で作業されている所が見学できます。

少し場所を移動して生産者の諸冨さんの作業場で半自動製織機械の作業風景を実演して頂きました。

併設されている七島藺工房ななつむぎの岩切さんは選別し廃棄される七島藺を工芸品を通して全国に発信している方でイベントなどの際は出店し七島藺でミサンガ作り体験なんかもされています。

この日もどこかのテレビの取材が入っているとのことで関係者が来られていましたね。

自分が使う琉球表(青表)はこの松原さんの作品を仕入ています。

表皮が硬い七島藺は熊本の丸藺とは全く違う物でごつい分荒々しさが畳表の表面に出てきます。

ですが丈夫で長持ちしますので昔の農家の土間玄関の次の間にはこの畳表が縁無で使われていました。

自分は七島藺の香りが大好きで熊本では香ることができない特別な香りです。

残り7件の生産者さんで畳表の年間生産枚数としては合わせて1100枚ほどとお聞きすると本当に貴重な物なんだなと思いました。

12月に6枚注文しているのが出来上がるのが3月末とのこと。納品を楽しみに待っております。