九州畳サミット2019に参加してきました。

昨年から始まった九州畳サミット。場所はイ草の産地熊本県八代市。
6月1日をいぐさの日として皆で勉強し今後の畳の可能性を熱く議論する事でより一層畳の魅力を伝え後世に繋いでいこうとしている場です。

昨年は他の行事と重なり参加できなかったので、今回は出席できた良かったです。
参加者はざっと200名。イ草農家さん、問屋さん、畳屋さん、建築士さんや機械メーカーさんなど沢山の方が来られていました。

理学療法士の先生の講演では赤ちゃんの成長発達の過程での畳でハイハイの重要性をもう一度再確認できました。
イ草の質感が手足の指先の感覚を鍛えてくれます。畳は程よい弾力性があるのでフロアーに比べて怪我もしにくいですし子育てにはもってこいの床材です。

最近はワークッショップや畳小物などで畳の魅力を発信して成功している畳屋さんも沢山います。
静岡県の畳屋さんが講師としてお話してくださいました。
やっぱり小物作りなど体験すると記憶に残りやすいですよね。みんな笑顔になれるのも良いです。

その他にも、熊本県の畳屋さんが業界の問題点やお客様との良い関係の築き方などを講演したり、建築士の講師の方が最近の流行りの住宅建築を紹介してやっぱりなと思ったり。そこにどうやって畳を使うかを考えさせられたり。

たたみ × 〇〇〇

畳と何かを掛け合わせたときのすばらしい化学反応を見つけ出すワクワク。
とても楽しい勉強会であっという間でした。
今年また加速してしまったイ草生産農家さんの減少。自分には若い生産者の友達もいます。
自分のできることは全力でやっていきます。それが産地の力になるように。