イ草の植え付けを視察してきました。

普段10月の品評会で産地に来てしまっているのでこの時期に来たのは初めて

イ草は11月中頃ぐらいから植え付けをはじめる事が多くその時期は畳屋が一番の繁忙期ということもあってなかなか実現しませんでしたが、商工会の用事で熊本市まで来たついでに寄らせていただきました。

最近、イ草の刈り取りには沢山の全国の畳屋さんが産地に来られるようになってきましたが植え付けの手伝いで産地を訪れる畳屋さんはごくわずかですね。

イ草は機械での植え付けが2種類と昔ながらの手植えの3パターン

手植えの仕事は昔から植え子さんを雇ってお願いしているのですが高齢化が進み仕事の解る方が減っているのでなかなか見れなくなってきているそうです。

植え付け機械も残り300件くらいしかいないイ草農家さんですから生産ラインはある程度数がまとまらないと作ってもらえないような現状。

苗を掘り起こし→植える大きさに苗を割り→長さを揃えそれぞれの最終工程まで準備をする

この農家さんは植え付けはカセットに苗を準備するタイプの機械植え

寒い時期に植え付けてるので寒さや凍結による低温障害防止に田んぼに水を入れたり田んぼをヒビが入るまで乾かして根を強くしたりと農家さんの知恵も沢山聞くことができました。